東進ハイスクールの評判と料金を徹底解説!合格実績から見る予備校選びのポイント

予備校

大学受験を控える高校生にとって、予備校選びは合格への重要な第一歩です。数ある予備校の中でも、東進ハイスクールは全国展開している大手予備校として知られています。

しかし「東進って実際どうなの?」「料金は高いって聞くけど本当?」「他の予備校と何が違うの?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、教育アドバイザーとして多くの受験生を見てきた経験から、東進ハイスクールの特徴、料金体系、合格実績、そして実際の評判まで詳しく解説していきます。予備校選びで迷っている中学生・高校生やその保護者の方に、判断材料となる情報をお届けします。

東進ハイスクールの基本情報と特徴

東進ハイスクールは、株式会社ナガセが運営する大学受験予備校です。全国に約1,000校舎を展開し、映像授業を中心とした独自の学習システムで多くの受験生をサポートしています。

従来の予備校とは異なる学習スタイルを取り入れており、自分のペースで学べる点が大きな魅力となっています。ここでは東進ハイスクールならではの特徴について詳しく見ていきます。

映像授業システムの仕組み

東進ハイスクールの最大の特徴は、映像授業による学習システムです。全国どこの校舎でも、同じ質の高い授業を受けることができます。

授業は個別ブースで視聴する形式となっており、自分の理解度に合わせて一時停止や巻き戻し、倍速再生が可能です。分からない部分は何度でも繰り返し視聴できるため、理解が深まるまでじっくり学習できます。また、体調不良や部活動で欠席した場合でも、後日好きな時間に受講できる柔軟性があります。

映像授業は週に何コマ受講するかを自分で決められるため、部活動や学校行事との両立がしやすい点も特徴です。受験勉強を早めにスタートしたい高校1年生から、集中的に学習したい高校3年生まで、それぞれのペースで進められます。

さらに東進では、授業を受けっぱなしにならないよう確認テストと修了判定テストを実施しています。各授業の終了後には確認テストがあり、合格しなければ次の授業に進めません。この仕組みにより、着実に学力を積み上げていくことができます。

有名講師陣による質の高い授業

東進ハイスクールには、テレビ出演やベストセラー参考書の執筆で知られるカリスマ講師が多数在籍しています。

現代文の林修先生は「いつやるか、今でしょ!」のフレーズで有名ですが、東進を代表する講師の一人です。林先生の授業は論理的思考力を鍛える内容で、多くの受験生から支持されています。

英語では安河内哲也先生や今井宏先生が人気です。安河内先生の授業は音読を重視した実践的な英語力の養成で知られ、今井先生はユーモアを交えながらも本質的な英語理解を深める授業を展開しています。

数学では長岡亮介先生や志田晶先生が有名で、特に志田先生は難関大学の数学対策で定評があります。物理の苑田尚之先生、化学の鎌田真彰先生なども、各科目のスペシャリストとして受験生の学力向上に貢献しています。

これらの講師陣は単に知識を教えるだけでなく、思考プロセスや問題の本質的な理解を重視した授業を行っています。そのため、応用力が身につき、初見の問題にも対応できる力が養われます。

担任制度とコーチングシステム

東進ハイスクールでは、映像授業だけでなく担任による個別サポートも充実しています。

各生徒には担任が付き、定期的な面談を通じて学習計画の作成や進捗管理を行います。担任は受験情報に精通しており、志望校選びから学習方法のアドバイスまで幅広くサポートしてくれます。

特に「合格設計図」と呼ばれる学習計画表を作成し、目標から逆算したスケジュールを立てることで、計画的な学習が可能になります。この計画は定期的に見直され、模試の結果や学習状況に応じて調整されていきます。

また東進にはグループ・ミーティングという制度もあります。週に1回、同じ目標を持つ仲間と集まり、1週間の学習報告や次週の目標設定を行います。このミーティングでは担任助手(大学生の先輩)がファシリテーターとなり、モチベーション維持をサポートします。

孤独になりがちな受験勉強において、仲間との交流は大きな励みになります。映像授業という個別学習と、グループでの目標共有を組み合わせることで、継続的な学習習慣を身につけることができます。

東進模試の充実したラインナップ

東進ハイスクールは模擬試験の実施でも知られています。年間を通じて様々な模試が実施され、自分の実力を客観的に把握できます。

代表的なのは「センター試験本番レベル模試」(現在は共通テスト本番レベル模試)で、年に6回実施されます。本番と同じ形式・レベルの問題で、早期から本番を意識した対策ができます。

難関大学を目指す生徒向けには「難関大本番レベル模試」や「有名大本番レベル模試」があり、東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、各大学の出題傾向に合わせた問題が出題されます。

東進模試の大きな特徴は成績返却の速さです。マークシート式の模試では最短中3日で成績が返却され、記述式でも約10日程度で結果が分かります。他の予備校では1ヶ月近くかかることもあるため、この速さは大きなアドバンテージです。

早期に結果が分かることで、すぐに復習に取り組め、弱点を効率的に克服できます。また成績表には詳細な分析が記載されており、科目別・分野別の理解度が一目で分かるようになっています。

東進ハイスクールの料金体系

予備校選びで気になるのが費用の問題です。東進ハイスクールの料金は、受講する講座数や学年によって変わってきます。

一般的に東進は「料金が高い」というイメージを持たれることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。ここでは具体的な料金体系と、コストに見合う価値があるのかを詳しく解説します。

入学金と基本料金

東進ハイスクールに入学する際には、まず入学金33,000円(税込)が必要です。これは最初の1回のみの支払いとなります。

次に必要なのが担任指導費77,000円(税込、年間)です。この費用には、担任による学習指導、進路相談、グループ・ミーティングの実施などが含まれています。担任制度は東進の大きな特徴なので、この費用は全員が支払う必要があります。

さらに模試費用が年間29,700円~(税込)程度かかります。受験する模試の種類や回数によって金額は変動しますが、共通テスト対策や難関大対策の模試を含めると、このくらいの費用が目安となります。

これらの基本料金だけで、初年度は約14万円程度が必要です。ただし入学金は初年度のみなので、2年目以降は約11万円程度となります。この金額に、実際に受講する講座の費用が加わります。

講座料金の詳細

東進ハイスクールの授業は1講座単位で申し込む形式です。1講座は通常90分×20回の授業で構成されています。

標準的な講座の料金は77,000円(税込)程度です。ただし講座の内容やレベルによって料金は異なり、基礎レベルの講座では少し安く、最難関大学対策の講座では高くなる傾向があります。

高校3年生で本格的に受験勉強を始める場合、平均的には年間で10~15講座程度を受講するケースが多いです。つまり講座費用だけで77万円~115万円程度となります。

これに基本料金を加えると、高校3年生の1年間で合計90万円~130万円程度が目安となります。ただしこれは標準的なケースであり、受講講座数を絞れば費用を抑えることも可能ですし、逆に多くの講座を受講すれば費用は増加します。

また東進では、夏期講習や冬期講習といった特別講習も別途用意されています。これらは通常講座とは別料金となり、1講座19,250円~程度の費用がかかります。

他予備校との料金比較

東進ハイスクールの料金を他の大手予備校と比較してみましょう。

予備校名年間費用の目安特徴
東進ハイスクール90万円~130万円映像授業、個別指導、講座単位制
河合塾70万円~100万円集団授業、テキスト教材充実
駿台予備校75万円~110万円集団授業、難関大学に強い
代々木ゼミナール65万円~95万円集団授業、衛星授業あり

この比較表から分かる通り、東進ハイスクールは他の大手予備校と比べてやや高めの料金設定となっています。これは映像授業システムの維持費や、個別指導体制の充実によるものです。

ただし東進の場合、自分のペースで学習できるため、短期間で多くの講座を修了することも可能です。効率的に学習を進められる生徒にとっては、時間対効果が高いと言えます。

また集団授業の予備校では、授業の時間が固定されているため、部活動との両立が難しい場合があります。その点、東進は時間の融通が利くため、忙しい高校生活と受験勉強を両立させやすいというメリットがあります。

費用対効果を高めるポイント

東進ハイスクールの料金は決して安くありませんが、使い方次第で費用対効果を高めることができます。

まず重要なのは必要な講座だけを選ぶことです。営業担当者から多くの講座を勧められることもありますが、自分の学力や志望校に本当に必要な講座を見極めることが大切です。得意科目は自習で対応し、苦手科目や難関科目に絞って受講するという選択も有効です。

次に高速学習を活用することです。東進の映像授業は1.5倍速での視聴が可能なため、効率的に学習を進められます。通常1年かかる講座を半年で修了させることもでき、早期に基礎を固めて応用演習に時間を割くことができます。

また確認テストと修了判定テストを確実にクリアすることも重要です。これらのテストに不合格となると、同じ授業を再受講することになり、時間とお金が無駄になります。授業内容をしっかり理解し、一発合格を目指すことで学習効率が上がります。

さらに担任との面談を積極的に活用することも大切です。学習の進め方や講座選択について相談し、自分に最適な学習プランを立てることで、無駄のない受験勉強ができます。

東進ハイスクールの合格実績

予備校の実力を測る一つの指標が合格実績です。東進ハイスクールは毎年多くの難関大学合格者を輩出しています。

ただし合格実績の数字だけを見るのではなく、どのような生徒がどう成長して合格したのかというプロセスにも注目することが重要です。ここでは東進の合格実績と、その背景にある指導方法について解説します。

難関大学への合格者数

東進ハイスクールの2024年度の合格実績は非常に優秀です。東京大学に845名の合格者を輩出し、これは東大合格者全体の約27%に相当します。

京都大学には478名が合格しており、こちらも高い合格率を誇っています。旧帝国大学全体では、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学を含めて約3,800名が合格しています。

私立大学では、早稲田大学に3,523名、慶應義塾大学に2,189名の合格者を出しています。難関私立大学であるMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)への合格者も合計で1万名を超えています。

医学部医学科への合格実績も充実しており、国公立・私立を合わせて約1,500名が医学部に合格しています。特に東京大学理科三類、京都大学医学部、大阪大学医学部といった最難関医学部にも多数の合格者を輩出しています。

これらの数字は、東進ハイスクールの指導力の高さを示す一つの証拠と言えます。ただし、在籍生徒数も多いため、合格率で見ると他の予備校と大きく変わらない場合もあります。

東進ハイスクールの合格実績を徹底解説!難関大学への合格率と選ばれる理由

合格者の学習パターン

東進ハイスクールで難関大学に合格した生徒には、いくつかの共通した学習パターンがあります。

まず多くの合格者は高校1年生から通塾を開始しています。早期にスタートすることで、基礎学力をしっかり固め、高校3年生では志望校対策に集中できる体制を作っています。特に東大や京大などの最難関大学合格者は、3年間かけて計画的に学習を進めているケースが多いです。

次に高速学習を効果的に活用している点が挙げられます。映像授業の倍速機能を使い、通常1年かかる内容を半年で修了させることで、早めに受験範囲を終わらせています。そして残りの期間を過去問演習や弱点補強に充てることで、得点力を高めています。

また過去問演習講座を徹底的に活用している合格者が多いです。東進では志望校の過去問を10年分以上演習できる講座があり、添削指導も受けられます。実際の入試問題に数多く触れることで、出題傾向を把握し、時間配分なども身につけています。

さらに模試を積極的に受験し、結果を分析している点も重要です。東進模試は年間を通じて頻繁に実施されますが、合格者は毎回真剣に受験し、成績表の分析を丁寧に行っています。弱点分野を明確にし、そこを重点的に学習することで、着実に学力を伸ばしています。

成績向上の事例

東進ハイスクールでは、入塾時の成績から大きく伸びて志望校に合格した生徒も多数います。

ある生徒は、高校2年生の時点で偏差値50程度だったところから、東進での1年半の学習で偏差値を15以上伸ばし、早稲田大学政治経済学部に合格しました。この生徒は英語が苦手でしたが、安河内先生の授業で音読トレーニングを徹底的に行い、リスニング力と読解力を同時に向上させました。

別の生徒は、数学が特に苦手で共通テスト模試で40点台という状態からスタートしました。しかし志田先生の数学講座を受講し、基礎から丁寧に学び直すことで、本番では85点を獲得し、筑波大学理工学群に合格しています。

医学部志望の生徒では、現役時に不合格だった生徒が、東進で1年間浪人して順天堂大学医学部に合格したケースもあります。この生徒は担任との綿密な学習計画により、苦手だった化学と物理を克服し、面接対策も充実した指導を受けました。

これらの事例から分かるのは、正しい方法で継続的に学習すれば、確実に成績が伸びるということです。東進のシステムを信じて、計画的に取り組むことが合格への近道となります。

合格実績から見える東進の強み

合格実績を詳しく見ると、東進ハイスクールのいくつかの強みが浮かび上がってきます。

第一に早期教育の効果です。高校1年生から通い始めた生徒の合格率が高いことから、基礎固めの時間を十分に取ることの重要性が分かります。映像授業により、学校の授業より先に進めることも可能で、余裕を持った受験準備ができます。

第二に個別最適化された学習の有効性です。集団授業では全員が同じペースで進みますが、東進では各自の理解度に応じて学習速度を調整できます。得意分野はサクサク進み、苦手分野はじっくり取り組むことで、効率的な学力向上が実現します。

第三に質の高い教材と授業です。カリスマ講師による授業は本質的な理解を促し、単なる暗記ではない真の学力を育てます。これにより、難問にも対応できる思考力が身につきます。

第四にデータに基づく指導です。模試の結果や学習履歴がすべてデータ化されており、担任はそれを基に的確なアドバイスを提供します。科学的なアプローチで、無駄のない受験勉強が可能になります。

東進ハイスクールの評判と口コミ

実際に東進ハイスクールに通っている、あるいは通っていた生徒や保護者からは、様々な評判が聞かれます。

良い評価もあれば厳しい意見もあり、それぞれに理由があります。ここでは実際の利用者の声を基に、東進ハイスクールのリアルな評判を紹介します。予備校選びの参考にしてください。

良い評判として多い意見

東進ハイスクールの良い評判として最も多く聞かれるのが、自分のペースで学習できるという点です。

部活動を続けながら受験勉強をしたい生徒にとって、時間の融通が利く映像授業は非常に助かります。ある生徒は「サッカー部の練習が終わった後、夜遅くでも自分の都合で授業を受けられたので、部活と勉強の両立ができた」と話しています。

有名講師の授業が受けられる点も高く評価されています。地方に住んでいても、東京の予備校で人気の講師の授業を受けられるのは大きなメリットです。「林修先生の現代文の授業で、文章の読み方が根本から変わった」という声や、「安河内先生の英語で、英語が得意科目になった」という感想が多数寄せられています。

また担任のサポートが手厚いという評価もよく聞かれます。特に受験期の精神的なサポートは重要で、「担任の先生に励まされて、辛い時期を乗り越えられた」「進路相談で的確なアドバイスをもらい、志望校選びに迷わなかった」といった声があります。

校舎が清潔で学習環境が良いという意見も多いです。個別ブースは集中しやすく、自習室も充実しているため、家では勉強に集中できない生徒にとって理想的な環境となっています。

気になる点として挙げられる意見

一方で、東進ハイスクールに対する厳しい意見も存在します。

最も多いのが料金が高いという声です。「講座を勧められるままに取ったら、予想以上の金額になった」「他の予備校と比べて明らかに高額」という保護者からの意見が聞かれます。料金体系が複雑で、最終的な総額が分かりにくいという指摘もあります。

自己管理能力が求められるという点も、人によってはデメリットとなります。映像授業は自分のペースで進められる反面、「サボろうと思えばサボれる」環境でもあります。「つい怠けてしまい、受講が遅れた」「締め切りに追われて、結局理解が浅くなった」という声もあります。

質問対応が十分でないと感じる生徒もいます。映像授業なので、その場で質問できず、担任や担任助手に聞く必要があります。しかし科目によっては専門の先生がいないこともあり、「質問したい時にすぐ解決できない」という不満があるようです。

また営業が強引と感じるケースもあります。「必要のない講座まで勧められた」「断りづらい雰囲気がある」といった声が一部から聞かれます。保護者としては、本当に必要な講座かどうかをしっかり見極める必要があります。

向いている生徒と向いていない生徒

これらの評判を総合すると、東進ハイスクールに向いている生徒向いていない生徒が見えてきます。

東進に向いているのは、まず自己管理ができる生徒です。自分で計画を立て、それを実行できる力があれば、映像授業の柔軟性を最大限に活かせます。目標が明確で、モチベーションが高い生徒ほど、東進のシステムは効果を発揮します。

次に部活動や学校行事と両立したい生徒です。時間の融通が利くため、忙しい高校生活を送りながらも受験勉強を進められます。「引退するまで部活を続けたい」という生徒にとって、東進は理想的な選択肢となります。

また有名講師の授業を受けたい生徒にも向いています。林修先生や安河内先生など、テレビでも活躍する講師の授業に興味がある場合、東進でその願いが叶います。分かりやすい授業で、楽しく学習を進められます。

逆に東進に向いていないのは、自己管理が苦手な生徒です。強制力のある環境でないと勉強できない場合、映像授業では怠けてしまう可能性があります。集団授業で、決まった時間に通う方が合っているかもしれません。

またすぐに質問したい生徒には不向きな面があります。授業中にその場で質問できないため、疑問をすぐ解決したいタイプには向きません。対面授業で、講師に直接質問できる予備校の方が適しています。

保護者から見た東進ハイスクール

保護者の視点から見た東進ハイスクールの評価も参考になります。

多くの保護者が評価しているのは、安全性と安心感です。校舎は駅から近い場所にあることが多く、夜遅くなっても比較的安心して通わせられます。また入退室管理システムがあり、子供が校舎に着いた時や帰る時にメールで通知が来るため、所在を把握できます。

担任からの定期的な報告も好評です。学習状況や模試の結果について、担任から保護者に連絡があり、家庭と予備校が連携して生徒をサポートできます。「子供が家であまり勉強の話をしなくても、担任から状況を聞けるので安心」という声があります。

一方で費用面での負担を心配する保護者は多いです。「他の習い事も続けさせたいので、予備校にそこまでお金をかけられない」「兄弟姉妹も通わせたいが、一人あたりの費用が高すぎる」といった声が聞かれます。

また成果が見えにくいという意見もあります。「高い費用を払っているのに、成績があまり伸びていない」「本当に授業を受けているのか、サボっていないか不安」という心配を持つ保護者もいます。この点は、定期的に子供と話をし、学習状況を確認することが大切です。

東進ハイスクールと他予備校の比較

予備校選びでは、複数の選択肢を比較検討することが重要です。東進ハイスクール以外にも、河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナールなど、多くの大手予備校があります。

それぞれに特徴があり、向き不向きもあります。ここでは東進ハイスクールと他の主要予備校を比較し、どのような点が異なるのかを解説します。

河合塾との比較

河合塾は東進と並ぶ大手予備校で、集団授業形式を基本としています。

河合塾の強みは、質の高いテキスト教材です。長年の入試分析に基づいて作られたテキストは、体系的な学習に最適で、多くの受験生から支持されています。授業はテキストに沿って進められ、予習・授業・復習のサイクルで学力を定着させます。

また生授業ならではの臨場感も魅力です。講師が目の前で授業をするため、集中力が高まり、その場で質問もできます。クラスの仲間と切磋琢磨する環境が、モチベーション維持につながります。

河合塾と東進を比較すると、学習スタイルの違いが最も大きいです。河合塾は決まった時間に通う必要があるため、時間の融通は利きませんが、強制力があるため怠けにくいです。東進は自分のペースで学べますが、自己管理が求められます。

料金面では、河合塾の方がやや安めです。年間70万円~100万円程度が目安で、東進より20万円~30万円安くなることが多いです。ただしテキスト代や施設費が別途かかる場合もあるため、詳細は確認が必要です。

駿台予備校との比較

駿台予備校は理系に強いことで知られる予備校です。特に医学部や理工系学部を目指す生徒に人気があります。

駿台の特徴は、ハイレベルな授業です。難関大学対策に特化したクラスが多く、講師陣も実力派が揃っています。特に数学や理科の授業は定評があり、深い理解を促す内容となっています。

模擬試験の質も高く評価されています。駿台模試は難易度が高く、特に記述式の問題は本番以上に難しいと言われます。この模試で実力をつけることで、実際の入試では余裕を持って臨めます。

東進と駿台を比較すると、駿台は集団授業で競争環境がある点が異なります。周りの優秀な生徒に刺激を受けながら学習できるため、負けず嫌いな性格の生徒には向いています。

料金は東進とほぼ同等か、やや安いくらいです。年間75万円~110万円程度が目安となります。ただし駿台も講座単位で料金が決まるため、受講数によって変動します。

代々木ゼミナールとの比較

代々木ゼミナールは、バランスの取れた指導で知られる予備校です。

代ゼミの特徴は、講師の質の高さです。各科目に人気講師が揃っており、分かりやすい授業で評判です。特に文系科目では定評があり、現代文や英語の授業が人気です。

またサテライン授業というシステムがあり、一部の授業は映像で受講できます。これは東進の映像授業に似たシステムで、人気講師の授業を全国どこでも受けられます。ただし基本は集団授業がメインです。

代ゼミと東進を比較すると、代ゼミは料金が比較的安い点がメリットです。年間65万円~95万円程度が目安で、東進より安く抑えられます。生授業とサテライン授業を組み合わせることで、コストパフォーマンスを高められます。

ただし近年、代ゼミは校舎数を減らしており、地方では通いにくい場合があります。通学の利便性は、予備校選びの重要な要素なので、確認が必要です。

個別指導塾との比較

東進ハイスクールと個別指導塾を比較するケースもあります。

個別指導塾の代表格は、東京個別指導学院、明光義塾、個別教室のトライなどです。これらは講師1人に対して生徒1~3人という少人数制で、きめ細かい指導が特徴です。

個別指導の最大のメリットは、一人ひとりに合わせたカリキュラムが組める点です。苦手分野を集中的に指導してもらえるため、ピンポイントで弱点を克服できます。また質問もしやすく、分からないことをその場で解決できます。

東進と個別指導を比較すると、個別指導は料金が高額になる傾向があります。1対1の完全個別指導では、月額5万円~10万円程度かかることもあり、年間では100万円~150万円に達します。

ただし個別指導は、基礎学力が不足している生徒や、特定科目だけを強化したい生徒には効果的です。東進の映像授業で基礎を固め、個別指導で応用力をつけるという併用も一つの方法です。

東進ハイスクールを選ぶ際のポイント

ここまで東進ハイスクールの様々な側面を見てきました。最後に、実際に東進を選ぶ際に注意すべきポイントをまとめます。

予備校選びは、その後の受験結果に大きく影響する重要な決断です。東進が自分に合っているかどうかを、慎重に見極めることが大切です。

体験授業を必ず受ける

東進ハイスクールに入学を検討する際は、必ず体験授業を受けることをおすすめします。

体験授業では、実際の映像授業を視聴できます。講師の教え方授業のスピード映像の見やすさなどを確認しましょう。人によって合う合わないがあるため、自分の目で確かめることが重要です。

また校舎の雰囲気もチェックポイントです。個別ブースの環境、自習室の広さ、清潔さなどを見て、長時間過ごせる場所かを判断します。スタッフの対応も重要で、親切で相談しやすい雰囲気かを確認しましょう。

体験授業の際には、担任との面談も設定されることが多いです。ここで学習計画や料金について詳しく聞くことができます。疑問点は遠慮なく質問し、納得してから入学を決めることが大切です。

複数の校舎で体験授業を受けることも有効です。校舎によって雰囲気や担任の対応が異なる場合があるため、通いやすく相性の良い校舎を選びましょう。

講座選びは慎重に行う

東進では講座を自由に選べますが、講座選びは慎重に行う必要があります。

まず自分の学力レベルを正確に把握することが大切です。入学時に受けるレベル判定テストの結果を参考に、背伸びせず自分に合ったレベルの講座を選びましょう。基礎が固まっていないのに応用講座を取っても、理解できず無駄になります。

次に本当に必要な科目・分野に絞ることです。営業担当者から多くの講座を勧められることがありますが、全てを受講すると費用も時間も膨大になります。苦手科目や、志望校の配点が高い科目を優先し、得意科目は自習でカバーするという判断も必要です。

また受講ペースも考慮しましょう。1週間に何コマ受講できるかを現実的に見積もり、無理のない計画を立てます。部活動や学校行事との兼ね合いも考え、余裕を持ったスケジュールにすることが継続のコツです。

途中で講座を追加・変更できることも覚えておきましょう。最初は少なめに始めて、様子を見ながら追加していく方が、失敗が少ないです。

自己管理能力を高める工夫をする

東進ハイスクールで成功するには、自己管理能力が不可欠です。以下のような工夫をすることで、自己管理を向上させられます。

まず学習計画を具体的に立てることです。「今週は英語の講座を3コマ受ける」「今日は数学の確認テストに合格する」など、明確な目標を設定します。担任と一緒に計画を立て、それを紙に書いて見える場所に貼ることで、意識が高まります。

次に学習記録をつけることも効果的です。毎日何を勉強したかを記録し、振り返ることで、サボっている日がないかチェックできます。東進の学習管理システムも活用し、データで自分の頑張りを確認しましょう。

仲間を作ることも重要です。グループ・ミーティングでは同じ目標を持つ仲間と出会えます。お互いに刺激し合い、励まし合うことで、モチベーションを維持できます。一人だと怠けてしまう人も、仲間がいることで頑張れるものです。

また保護者の協力を得ることも大切です。家庭でも学習状況を共有し、サポートしてもらいましょう。ただし過干渉は逆効果なので、適度な距離感を保つことが重要です。

担任との関係を大切にする

東進ハイスクールでは、担任との関係が学習の成否を左右します。

担任は受験のプロであり、多くの生徒を見てきた経験があります。積極的に相談することで、的確なアドバイスがもらえます。学習計画、講座選択、志望校選び、勉強方法など、分からないことは遠慮なく聞きましょう。

定期面談は必ず出席することが大切です。忙しくても時間を作り、担任と話す機会を大切にしましょう。面談では正直に状況を伝えることが重要で、上手くいっていないことも隠さず話すことで、適切なサポートが受けられます。

また模試の結果は必ず担任と共有しましょう。成績表を一緒に見ながら、弱点分析や今後の対策を考えます。担任は客観的な視点でアドバイスしてくれるため、自分では気づかない課題が見つかることもあります。

ただし担任も人間なので、相性があります。どうしても合わないと感じた場合は、校舎長に相談して担任を変更してもらうことも可能です。遠慮せず、自分に合ったサポート体制を整えましょう。

東進ハイスクールで成績を伸ばすための具体的な学習方法

東進ハイスクールに入学したら、次は実際にどう学習を進めていくかが重要になります。映像授業という独特のシステムを最大限に活かすには、正しい学習方法を身につける必要があります。

ここでは、東進で効果的に成績を伸ばすための具体的な学習テクニックや、科目別の攻略法を紹介します。これらを実践することで、東進のシステムを最大限に活用できます。

高速学習を効果的に活用する方法

東進ハイスクールの大きな特徴である高速学習を効果的に活用することが、成績向上の鍵となります。

高速学習とは、映像授業の1.5倍速視聴機能を使って、通常より短期間で講座を修了させる学習法です。例えば通常1年かかる講座を、半年から8ヶ月で修了させることができます。

ただし、ただ速く見れば良いというものではありません。重要なのは理解を伴った高速学習です。分からない部分があれば一時停止して考え、必要なら通常速度に戻して視聴します。速く進めることが目的ではなく、早く基礎を固めて応用演習の時間を確保することが目的です。

高速学習のコツは、予習をしっかり行うことです。授業前にテキストに目を通し、問題を解いておくことで、授業の理解度が格段に上がります。予習で分からなかった部分を重点的に聞くことで、効率的に学習できます。

また確認テストに一発合格することも重要です。確認テストに落ちると、同じ授業を再度受講しなければならず、時間の無駄になります。授業後すぐに復習し、内容を定着させてからテストに臨みましょう。

過去問演習講座の活用術

東進ハイスクールの過去問演習講座は、志望校合格のための強力な武器となります。

この講座では、志望大学の過去問を最大10年分演習できます。単に問題を解くだけでなく、添削指導も受けられるため、記述問題の対策も万全です。特に東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、難関大学の過去問が充実しています。

過去問演習講座を効果的に使うには、基礎学力が固まった段階で始めることが大切です。高校3年生の夏休み以降、遅くとも9月までには開始したいところです。基礎が不十分な状態で過去問に取り組んでも、解けずに自信を失うだけです。

演習の際は、本番同様の時間制限で解きましょう。時間配分の練習は非常に重要で、本番で焦らないためにも、普段から時間を意識した演習が必要です。また、間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのかを分析します。

添削結果が返ってきたら、添削コメントを熟読しましょう。プロの講師からの指摘は貴重で、自分では気づかない弱点が分かります。同じミスを繰り返さないよう、ノートにまとめるなどして対策を立てます。

科目別の効果的な学習法

東進ハイスクールでは、各科目に応じた効果的な学習法を実践することが重要です。

英語では、安河内哲也先生や今井宏先生の講座が人気です。英語は音読が重要で、授業で学んだ英文を最低20回は音読することをおすすめします。音読により、英語のリズムや構文が身につき、読解スピードが向上します。また、単語・熟語の暗記も欠かせません。東進の「高速基礎マスター」というアプリを活用し、隙間時間に単語学習を行うことで、語彙力を効率的に伸ばせます。

数学では、志田晶先生や長岡亮介先生の講座が定評があります。数学は手を動かすことが最も重要です。授業を見るだけでなく、必ず自分で問題を解き直しましょう。解けなかった問題は、解説を見ながら丁寧に解き直し、後日もう一度解いて定着させます。また、公式の丸暗記ではなく、なぜその公式が成り立つのかを理解することで、応用力が身につきます。

国語(現代文)は、林修先生の講座が有名です。現代文は感覚で読むのではなく、論理的に読むことが大切です。林先生の授業では、文章の構造分析や論理展開の読み取り方を学べます。授業で学んだ読解法を、過去問演習で実践し、自分のものにしていきます。また、語彙力も重要なので、評論文で出てくる難しい言葉は必ず辞書で調べ、ノートにまとめましょう。

理科・社会は、まず基礎知識の定着が必要です。物理は苑田尚之先生、化学は鎌田真彰先生の講座が人気で、本質的な理解を深める授業が展開されます。理科は問題演習の量が成績を左右するため、授業で学んだことをすぐに問題集で演習しましょう。社会科目は、単なる暗記ではなく、因果関係や時代の流れを理解することで、記憶に定着しやすくなります。

模試の結果を次に活かす方法

東進ハイスクールの模試を最大限に活かすことで、着実に学力を向上させられます。

模試が返却されたら、まず成績表を詳細に分析しましょう。総合点だけでなく、科目別・分野別の得点率を確認します。東進の成績表は非常に詳しく、例えば英語なら「文法」「読解」「リスニング」などに分かれており、どこが弱いのかが一目瞭然です。

弱点が明確になったら、優先順位をつけて対策します。すべての弱点を一度に克服するのは難しいので、最も点数が低い分野や、配点が高い分野から重点的に学習します。担任と相談し、どの講座を受講すべきか、どの問題集を使うべきかを決めましょう。

また間違えた問題の復習も必須です。特に、惜しくも間違えた問題や、時間があれば解けたはずの問題は、確実に復習して次回は正解できるようにします。復習の際は、解説を読むだけでなく、自力でもう一度解き直すことが重要です。

模試の結果はグラフ化して推移を見るのも効果的です。点数の上下に一喜一憂するのではなく、長期的な傾向を把握することで、自分の成長を実感できます。伸び悩んでいる科目があれば、学習方法を見直すきっかけにもなります。

まとめ 東進ハイスクールで成功するために

東進ハイスクールは、映像授業システムと充実したサポート体制で、多くの受験生を難関大学合格へと導いている予備校です。有名講師陣による質の高い授業、自分のペースで学べる柔軟性、担任による個別指導など、多くの魅力があります。

一方で、料金面では他の予備校よりやや高額であり、自己管理能力が求められるという側面もあります。映像授業という形式が合う生徒と合わない生徒がいるため、体験授業で実際に確かめることが重要です。

東進ハイスクールで成功するためのポイントは、以下の通りです。

  • 自分に合った講座を慎重に選ぶ – 営業担当者の勧めを鵜呑みにせず、本当に必要な講座だけを選択する
  • 高速学習を効果的に活用する – 理解を伴った高速学習で、早期に基礎を固めて応用演習の時間を確保する
  • 確認テストと修了判定テストに一発合格する – 授業後すぐに復習し、確実に内容を定着させる
  • 担任と密にコミュニケーションを取る – 定期面談を活用し、学習計画や進路について相談する
  • 模試を積極的に受験し、結果を分析する – 弱点を明確にし、優先順位をつけて対策する
  • グループ・ミーティングで仲間と切磋琢磨する – 一人では続かない学習も、仲間がいれば継続できる
  • 過去問演習を徹底的に行う – 志望校の出題傾向を把握し、本番で実力を発揮できるようにする

これらのポイントを押さえることで、東進ハイスクールのシステムを最大限に活用し、志望校合格を実現できます。

予備校選びは、受験勉強のスタート地点であり、非常に重要な決断です。東進ハイスクールが自分に合っているかどうかを、この記事の情報を参考にしながら、実際の体験授業や面談を通じて確認してください。

部活動と両立しながら受験勉強をしたい方、有名講師の授業を受けたい方、自分のペースで学習を進めたい方には、東進ハイスクールは非常に良い選択肢となります。一方で、強制力のある環境が必要な方や、対面で質問したい方は、他の予備校も検討する価値があります。

最終的には、自分自身の学習スタイル、性格、目標に最も合った予備校を選ぶことが大切です。どの予備校を選んでも、最後は自分の努力次第です。選んだ予備校を信じて、計画的に継続的に学習を続けることが、合格への確実な道となります。

東進ハイスクールを含め、複数の予備校を比較検討し、納得のいく選択をしてください。受験勉強は大変ですが、正しい環境とサポートがあれば、必ず結果はついてきます。

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