MARCHとは?各大学の特徴と偏差値
MARCHとは、明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の5つの難関私立大学を指す呼び名です。これらの大学は首都圏を代表する有名私立大学群として、多くの受験生が目標としています。それぞれの大学には独自の校風や強みがあり、自分に合った大学を選ぶことが合格への第一歩となります。
明治大学の特徴と入試傾向
明治大学は10学部を擁する総合大学で、偏差値は60~65程度です。お茶の水と和泉、生田、中野にキャンパスを構え、特に商学部や政治経済学部、法学部が高い人気を誇っています。
入試傾向としては、標準的な問題を確実に解く力が求められます。特に英語では長文読解の比重が高く、文法や語彙の基礎力に加えて、速読力が必要です。国語は現代文の論理的読解力が重視され、古文・漢文も標準レベルの知識が求められます。数学は理系学部では微分積分や確率の応用問題が頻出し、基本から応用まで幅広い対応力が試されます。
合格のポイントは基礎の徹底です。難問奇問はほとんど出題されないため、教科書レベルの内容を完璧にマスターし、過去問演習で出題形式に慣れることが重要です。特に商学部では数学を選択する受験生も多く、数学の基礎力強化が差をつけるポイントになります。
青山学院大学の特徴と入試傾向
青山学院大学は渋谷と相模原にキャンパスを持ち、偏差値は57.5~65程度の大学です。特に国際政治経済学部や文学部、経営学部が人気で、おしゃれなイメージと充実した語学教育が魅力です。
入試の特徴は英語の配点が高いことです。全学部日程では英語の配点が他科目の1.5倍になる学部もあり、英語力が合否を大きく左右します。長文読解では抽象的な内容や文化・社会問題を扱った英文が多く、高度な読解力と語彙力が必要です。また、自由英作文が出題される学部もあり、総合的な英語力が試されます。
国語は現代文が中心で、文学的文章から評論文まで幅広いジャンルが出題されます。古文は比較的易しめですが、文法の基礎は確実に押さえておく必要があります。地歴公民では、特に日本史や世界史で論述問題が出題されることがあり、記述力の養成も重要です。
立教大学の特徴と入試傾向
立教大学は池袋と新座にキャンパスを構え、偏差値は57.5~65程度です。経営学部や異文化コミュニケーション学部、観光学部など特色ある学部が揃っており、リベラルアーツ教育に力を入れています。
入試では独自問題の難易度が高い傾向があります。特に英語は長文の量が多く、限られた時間内で正確に読み取る速読力が求められます。また、語句整序や英文和訳など多様な形式の問題が出題され、総合的な英語力が必要です。数学は理学部を中心に難易度が高く、思考力を要する問題が出題されます。
国語では現代文の記述問題が特徴的で、自分の言葉で説明する力が試されます。古文・漢文は標準レベルですが、文学史の知識も問われることがあります。社会科目では、用語の暗記だけでなく、歴史的背景や因果関係を理解していることが重要です。過去問を繰り返し解いて、立教独自の出題形式に慣れることが合格のカギとなります。
中央大学と法政大学の特徴
中央大学は法学部が特に有名で、偏差値は57.5~62.5程度です。八王子の多摩キャンパスと後楽園、市ヶ谷にキャンパスがあります。法学部は司法試験合格者数で常に上位にランクインしており、法曹を目指す受験生に人気です。
入試では英語と国語の基礎力が重視されます。法学部では特に論理的思考力を測る問題が多く、現代文では評論文の読解が中心です。英語は標準的なレベルですが、長文の量が多いため速読力が必要です。数学を選択する場合は、基本的な計算力と標準問題への対応力が求められます。
法政大学は偏差値55~62.5程度で、市ヶ谷、多摩、小金井の3キャンパスを持ちます。15学部を擁する総合大学で、特に法学部、経済学部、国際文化学部が人気です。入試は比較的オーソドックスな出題が多く、教科書レベルの内容を確実に理解していれば対応できます。ただし、受験者数が多いため高得点での競争となり、ケアレスミスを避けることが重要です。
科目別対策法
MARCH合格には、各科目でバランスよく得点することが不可欠です。ここでは主要3科目である英語、国語、数学について、効果的な対策法を詳しく解説します。それぞれの科目で必要な学習内容と具体的な勉強方法を理解し、計画的に学習を進めることで、着実に実力を伸ばすことができます。
英語の勉強法
英語はMARCH入試において最も重要な科目の一つです。配点が高く、差がつきやすいため、しっかりとした対策が必要です。まず基礎となるのが単語と文法の習得です。
単語については、ターゲット1900やシステム英単語などの単語帳を使い、毎日100語ずつ復習するサイクルを作りましょう。ただ暗記するのではなく、例文と一緒に覚えることで定着率が高まります。文法は「Next Stage」や「Vintage」などの問題集を繰り返し解き、間違えた問題は必ずノートにまとめて復習します。特に時制、仮定法、関係詞は頻出分野なので重点的に学習してください。
長文読解は毎日1題必ず解く習慣をつけることが大切です。最初は時間を気にせず精読し、段落ごとの要旨をつかむ練習をします。慣れてきたら制限時間を設けて速読の練習に移行します。「やっておきたい英語長文500」や「英語長文レベル別問題集」シリーズがおすすめです。読解では、接続詞や指示語に注目し、論理展開を追う力を養いましょう。
また、MARCH入試では会話文や英作文が出題される大学もあります。会話文は頻出表現をまとめた参考書で学習し、英作文は基本例文を暗記してから応用練習に進みます。過去問演習は夏休み以降に本格的に始め、各大学の出題傾向を把握することが重要です。
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国語の勉強法
国語は現代文、古文、漢文の3分野から構成されます。現代文は論理的読解力が鍵となります。筆者の主張を正確に把握し、根拠を明確にしながら読み進める訓練が必要です。
まず「現代文読解力の開発講座」や「入試現代文へのアクセス」などで読解の基礎を固めます。評論文では、対比・因果関係・具体と抽象といった論理構造を意識して読むことが大切です。接続詞や指示語に印をつけながら読み、段落ごとに要約する練習を繰り返しましょう。小説では、心情の変化や情景描写に注目し、登場人物の心理を読み取る力を養います。
古文は文法と単語の暗記が基本です。「古文単語ゴロゴ」や「マドンナ古文単語」で頻出語彙を覚え、「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」などで文法を固めます。助動詞の接続と意味は確実に押さえましょう。敬語表現も重要で、誰から誰への敬意かを判断できるようにします。読解では、現代語訳を参照しながら文章全体の流れを把握する練習を積み重ねます。
漢文は句法の習得が最優先です。再読文字、使役・受身、否定、疑問・反語などの基本句法を「漢文早覚え速答法」などで学習します。漢文は古文に比べて学習範囲が狭いため、短期間で得点源にできます。返り点と書き下し文の関係を理解し、過去問で実践的な演習を積みましょう。
数学の勉強法
数学は理系学部受験者はもちろん、文系でも選択できる大学が多く、差をつけやすい科目です。まずは教科書レベルの基本問題を完璧にすることから始めます。
「チャート式」シリーズでは、白チャートか青チャートを使用するのがおすすめです。基礎に不安がある場合は白チャートから始め、標準レベルに達したら青チャートに移行します。重要なのは、解法パターンを理解し、類似問題に応用できる力をつけることです。ただ答えを覚えるのではなく、なぜその解法を使うのかを考えながら学習しましょう。
頻出分野は微分積分、ベクトル、確率、数列です。特に微分積分は理系学部で必須であり、グラフの増減や面積計算は繰り返し練習が必要です。確率は場合分けを正確に行う訓練を積み、数列は漸化式や数学的帰納法をマスターします。ベクトルは図形問題との融合問題が多いため、空間図形のイメージ力も養いましょう。
問題演習は「Focus Gold」や「1対1対応の演習」シリーズで応用力をつけます。時間配分も重要なので、模試形式で制限時間内に解く練習も行います。わからない問題は解説をじっくり読み、類題を探して解き直すことで定着させます。MARCH入試では計算ミスが命取りになるため、途中式を丁寧に書く習慣をつけ、見直しの時間も確保するようにしてください。
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地歴公民の勉強法
地歴公民科目は暗記が中心と思われがちですが、MARCH入試では因果関係や歴史的背景の理解が求められます。単なる用語の暗記ではなく、流れを押さえた学習が重要です。
日本史では「石川晶康の日本史B講義の実況中継」や「金谷の日本史シリーズ」で通史を学びます。政治史、経済史、文化史をバランスよく学習し、時代の流れと因果関係を意識します。例えば、鎌倉幕府成立の背景には平氏政権の崩壊があり、武士の台頭という社会変化があったことを理解します。一問一答で用語を覚えつつ、教科書を読み込んで全体像を把握することが大切です。
世界史は「青木裕司の世界史B講義の実況中継」などで学習します。地域別・時代別の整理に加えて、各地域の横のつながりも意識しましょう。例えば、大航海時代のヨーロッパとアジア・アメリカの関係など、世界全体の動きを把握します。地図や年表を活用して視覚的に理解を深め、文化史も疎かにせず学習します。
政治経済は「畠山のスパッとわかる政治・経済爽快講義」などの参考書で基本を固めます。時事問題にも対応できるよう、新聞やニュースで最新情報をチェックする習慣をつけましょう。過去問演習では論述問題にも慣れ、自分の言葉で説明できる力を養います。
効果的な学習スケジュール
合格するには計画的な学習が不可欠です。ここでは学年別に効果的な学習スケジュールを提案します。自分の現在の学力と目標大学のレベルを考慮し、無理のない計画を立てることが大切です。早めに対策を始めることで、余裕を持って受験に臨むことができます。
高校1年生の学習計画
高校1年生では基礎固めの時期として、学校の授業を大切にすることが最優先です。定期テストでしっかり点数を取ることが、受験勉強の土台作りにつながります。
英語は単語帳を1冊決めて毎日30分学習します。文法は学校で習った範囲を確実に理解し、問題集で演習を積みます。長文は週に1題程度、簡単なものから始めて読解力を養います。国語は古文単語と文法を少しずつ進め、現代文は読書習慣をつけることが大切です。数学は教科書の例題と章末問題を完璧にし、つまずいた箇所は必ず復習します。
この時期に大切なのは、苦手科目を作らないことです。わからないことがあればすぐに先生や友人に質問し、理解してから次に進みましょう。また、定期テストの2週間前からは計画的に復習し、高得点を狙います。部活動との両立も考え、毎日最低2時間は勉強時間を確保する習慣をつけてください。
高校2年生の学習計画
高校2年生は実力養成の時期です。基礎が固まったら、徐々に応用問題にも取り組んでいきます。この時期に差がつくため、計画的な学習が重要です。
英語は単語帳を1冊完成させ、文法問題集も1冊終わらせます。長文は「やっておきたい英語長文300」レベルを週2題ペースで進めます。国語は古文・漢文の基礎を固め、現代文は問題集で論理的読解力を養います。数学は「青チャート」などで典型問題をマスターし、解法パターンを身につけます。地歴公民は通史を一通り学習し、流れを理解しながら用語を覚えていきます。
夏休みは弱点補強の絶好の機会です。苦手科目に重点を置き、基礎からやり直す時間を取りましょう。また、模試を積極的に受験し、自分の実力を客観的に把握します。模試の結果は一喜一憂せず、間違えた問題を徹底的に復習することが大切です。平日は3時間、休日は5時間程度の学習時間を目安にし、計画的に進めます。
高校3年生の学習計画
高校3年生は実践力養成と過去問演習の時期です。春から夏にかけては、全範囲の総復習と応用力の強化に集中します。
4月から7月は各科目の応用問題に取り組み、実力を高めます。英語は「やっておきたい英語長文500」レベルに進み、速読力を強化します。国語は過去問レベルの問題集で演習を積み、記述問題にも慣れます。数学は入試レベルの問題集で実践力をつけ、時間配分も意識します。地歴公民は一問一答で用語を完璧にし、論述問題の練習も始めます。
夏休みは最も重要な時期です。1日10時間程度の学習を目標に、弱点科目の克服と全科目の総復習を行います。8月中には全範囲を一通り終わらせ、9月からは過去問演習に移行できるようにします。この時期に基礎が固まっていないと、秋以降の伸びが期待できないため、焦らず確実に力をつけることが大切です。
9月以降は志望校の過去問を中心に学習します。各大学の出題傾向を把握し、時間配分や解く順番も研究します。過去問は最低5年分、できれば10年分解きましょう。間違えた問題は類題を探して演習し、弱点を潰していきます。11月以降は過去問の復習と総仕上げに集中し、新しい問題集には手を出さず、今までやってきたことの確認に徹します。
直前期の学習ポイント
入試直前の1月から2月は総復習と体調管理の時期です。新しいことを覚えようとせず、今まで学習してきた内容の確認に専念します。
各科目とも、今までまとめたノートや間違えた問題を中心に復習します。英語は単語と文法の最終確認、頻出表現の見直しを行います。国語は古文文法や漢文句法の確認、現代文の解法パターンの復習をします。数学は典型問題の解法を確認し、計算ミスを防ぐための見直し方法も練習します。地歴公民は年表や地図を見直し、全体の流れを再確認します。
過去問は時間を測って解き、本番のシミュレーションを行います。入試会場での時間配分や問題を解く順番を決めておくと、当日落ち着いて臨めます。また、体調管理も非常に重要です。規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠を取りましょう。風邪をひかないよう手洗いうがいを徹底し、バランスの良い食事を摂ります。入試前日は早めに就寝し、当日は余裕を持って会場に到着するようにしてください。
模試の活用法と成績の伸ばし方
模試は自分の実力を客観的に把握し、学習の方向性を確認する重要なツールです。ただ受験するだけでなく、結果を分析して次の学習計画に活かすことが大切です。ここでは模試を最大限に活用する方法と、効果的な復習法について解説します。
模試を受ける意義と活用法
模試を受ける最大の意義は、現在の実力と目標とのギャップを知ることです。偏差値や判定だけに一喜一憂するのではなく、どの分野が弱いのか、どのような問題でミスをしやすいのかを分析することが重要です。
模試の結果が返ってきたら、まず全体の成績を確認します。志望校判定はあくまで現時点での目安であり、今後の努力次第で変えられます。次に各科目の得点と偏差値を見て、どの科目が足を引っ張っているかを把握します。そして最も大切なのが、問題ごとの正答率を確認することです。正答率が高い問題を間違えている場合は基礎力不足、正答率が低い問題を間違えている場合は応用力不足と判断できます。
模試は年間を通じて計画的に受験しましょう。高校2年生では年3回程度、高校3年生では月1回程度が目安です。河合塾の全統模試、駿台模試、ベネッセ模試などがあり、それぞれ特徴が異なります。複数の模試を受けることで、より正確に実力を把握できます。また、模試は本番の予行演習でもあります。時間配分や問題を解く順番を試し、自分に合った戦略を見つけることができます。
模試の復習方法
模試の価値は受験後の復習で決まります。間違えた問題こそが成長のチャンスです。復習は模試から1週間以内に必ず行いましょう。
まず間違えた問題を3つのタイプに分類します。ケアレスミスによるもの、時間が足りなかったもの、そもそも解き方がわからなかったものです。ケアレスミスは見直し方法を工夫することで防げます。時間不足は問題の取捨選択や時間配分の見直しが必要です。解き方がわからなかった問題は、その分野の基礎から復習し直します。
具体的な復習手順は以下の通りです。まず解説をじっくり読み、正しい解法を理解します。次に何も見ずに自力で解き直します。正解できたら、類題を探して演習します。参考書や問題集から同じ分野の問題を見つけて解くことで、理解が深まります。間違えた問題はノートにまとめ、定期的に見返すようにします。
英語の長文は、わからなかった単語や表現をすべて調べ、もう一度読み直します。構文が取れなかった文は精読し、文構造を理解します。国語は解答の根拠となる部分を本文中で確認し、なぜその選択肢が正解なのかを論理的に説明できるようにします。数学は解法の着眼点を確認し、似た問題に応用できるよう解法パターンを身につけます。
成績を伸ばすための学習習慣
成績を伸ばすには、正しい学習習慣を身につけることが不可欠です。ここでは効率的な学習のために大切な習慣を紹介します。
まず、学習計画を立てることが重要です。月単位、週単位、日単位で計画を立て、何をいつまでにやるかを明確にします。ただし、計画通りに進まないこともあるため、柔軟に調整できる余裕を持たせましょう。毎日の学習記録をつけると、自分の学習状況が可視化され、モチベーション維持にもつながります。
復習のタイミングも大切です。人間の記憶は時間とともに薄れていくため、定期的な復習が必要です。学習した内容はその日のうちに1回、翌日に1回、1週間後に1回、1ヶ月後に1回復習すると定着率が高まります。特に暗記科目ではこのサイクルが効果的です。
集中力を保つために、学習環境を整えることも重要です。スマートフォンは別の部屋に置き、机の上は必要なものだけにします。図書館や自習室など、集中できる場所を見つけるのも良い方法です。また、長時間勉強する場合は、適度な休憩を取りましょう。50分勉強して10分休憩するなど、自分に合ったリズムを見つけてください。
わからない問題は積極的に質問することも大切です。友人や先生に聞くことで、新しい視点や解法を知ることができます。また、人に説明することで自分の理解も深まります。予備校や塾を利用するのも一つの方法で、プロの講師から効率的な学習法を学ぶことができます。ただし、授業を受けるだけでなく、自分で演習する時間を確保することが最も重要です。
スランプの乗り越え方
受験勉強を続けていると、必ず成績が伸び悩む時期が来ます。これはスランプと呼ばれ、誰もが経験するものです。スランプに陥ったときの対処法を知っておくことが大切です。
まず、スランプは成長の前兆であることを理解しましょう。基礎が固まってきた証拠であり、次のステップに進むための調整期間です。焦らず、今まで学習してきた内容の復習に徹することをおすすめします。新しい問題集に手を出すのではなく、基本に立ち返ることが大切です。
学習方法を見直すことも効果的です。今の勉強法が自分に合っているか、効率的に進められているかを確認します。時には思い切って学習計画を変更し、苦手科目に重点を置いたり、得意科目で自信を取り戻したりするのも良い方法です。また、気分転換も大切です。適度な運動や趣味の時間を持つことで、リフレッシュして勉強に戻ることができます。
友人や先輩、先生に相談することも有効です。同じような経験をした人からアドバイスをもらうことで、新しい視点が得られます。予備校のカウンセラーや学校の進路指導の先生に相談するのも良いでしょう。一人で抱え込まず、周りの人の力を借りることも受験を乗り切るための大切な要素です。
志望校の選び方と併願戦略
志望校選びは受験の成否を左右する重要な決断です。自分の学力や興味、将来の目標を総合的に考え、最適な大学を選ぶことが大切です。また、複数の大学を受験する併願戦略も合格率を高めるために重要です。ここでは志望校選びのポイントと効果的な併願方法について解説します。
MARCH各大学の選び方
MARCHの中から志望校を選ぶ際は、学部の特色と自分の興味を最優先に考えましょう。大学名のブランドだけでなく、何を学びたいかが重要です。
明治大学は幅広い学部があり、特に商学部は伝統があります。ビジネスや経営に興味がある人に適しています。政治経済学部では社会科学全般を学べ、法学部は法曹や公務員を目指す人に人気です。キャンパスは都心にあり、アクセスも良好です。
青山学院大学は国際色が強く、語学教育に力を入れています。国際政治経済学部や文学部英米文学科は英語力を伸ばしたい人におすすめです。経営学部ではマーケティングを実践的に学べます。おしゃれなキャンパスも魅力の一つで、渋谷という立地を活かした学びができます。
立教大学はリベラルアーツ教育を重視し、幅広い教養を身につけられます。異文化コミュニケーション学部は語学と文化を深く学べ、観光学部は観光産業を多角的に研究します。経営学部はビジネスリーダーシップ教育に定評があります。池袋キャンパスは都心にありながら落ち着いた雰囲気です。
中央大学は法学部が特に有名で、司法試験合格者を多数輩出しています。法曹を目指す人には最適な環境です。理工学部は研究施設が充実しており、理系の学生にも人気です。多摩キャンパスは広大で自然豊かな環境で学べます。法政大学は15学部を持つ総合大学で、多様な学びの機会があります。法学部、経済学部、社会学部など伝統ある学部に加え、グローバル教養学部など新しい学部もあります。
併願校の決め方
併願戦略は合格の可能性を高めるために重要です。第一志望、実力相応校、安全校の3段階に分けて受験校を決めましょう。
第一志望は自分が最も行きたい大学・学部です。模試の判定がC判定以下でも、本番で実力を発揮できれば合格の可能性があります。諦めずにチャレンジすることが大切です。実力相応校は、模試でB判定からC判定程度の大学です。現在の学力で十分合格が狙える大学を2〜3校選びます。安全校は、模試でA判定が出る大学です。確実に合格できる大学を1〜2校押さえておくことで、精神的な安心感が得られます。
受験日程も重要な要素です。同じ大学でも複数の入試方式があるため、うまく組み合わせて受験機会を増やしましょう。全学部日程、学部個別日程、共通テスト利用など、様々な方式があります。ただし、あまり多くの大学を受験すると疲弊してしまうため、5〜8校程度が適切です。
また、大学のレベルだけでなく、学部の特色や教育内容も考慮しましょう。同じ経済学部でも、大学によってカリキュラムや強みが異なります。オープンキャンパスに参加したり、大学のホームページで詳しく調べたりして、自分に合った大学を見つけてください。キャンパスの雰囲気や通学時間なども、4年間を過ごす上で重要な要素です。
入試方式の選択
MARCHでは複数の入試方式があり、自分の得意科目を活かせる方式を選ぶことが合格への近道です。主な入試方式について理解しましょう。
一般選抜には全学部日程と学部個別日程があります。全学部日程は複数の学部を同じ試験で受験でき、1回の受験で複数の学部に出願できるメリットがあります。学部個別日程は各学部が独自に問題を作成し、その学部の特色に合わせた出題がされます。どちらも3教科型が中心ですが、大学によっては2教科型や4教科型もあります。
共通テスト利用入試は、共通テストの点数だけで合否が決まる方式です。個別試験がないため、私立大学の対策に時間を割く必要がありません。ただし、ボーダーラインが高めに設定されることが多く、高得点が求められます。共通テストと個別試験を併用する方式もあり、共通テストで一定の点数を取れば個別試験の負担が軽減される仕組みです。
総合型選抜や学校推薦型選抜も選択肢の一つです。総合型選抜では志望理由書や小論文、面接などで評価されます。自分の強みや経験をアピールできる人に向いています。学校推薦型選抜には指定校推薦と公募推薦があり、指定校推薦は高校の評定平均が重要です。公募推薦は評定基準を満たせば誰でも出願でき、小論文や面接で選考されます。これらの入試は11月から12月に実施されるため、早めに進路を決定できるメリットがあります。
受験スケジュールの組み方
効果的な受験スケジュールを組むことで、実力を最大限に発揮できます。日程の組み方にはいくつかのポイントがあります。
まず、第一志望校の受験日を基準にスケジュールを組みます。第一志望の前に実力相応校を受験し、入試の雰囲気に慣れておくと良いでしょう。ただし、第一志望の直前日に受験を入れると疲労が残る可能性があるため、1日は休息日を設けることをおすすめします。
連続して受験する場合は、移動時間も考慮しましょう。都心の大学であれば移動はスムーズですが、郊外のキャンパスの場合は時間に余裕を持つ必要があります。また、同じ日に複数の試験時間帯がある場合は避け、体力的に無理のないスケジュールにします。
安全校は早めに受験し、合格の手応えを得ておくことで精神的に安定します。すでに合格している大学があると、プレッシャーが軽減され、第一志望校の受験に集中できます。ただし、油断して勉強をおろそかにしないよう注意が必要です。
また、受験料や交通費、宿泊費なども考慮に入れましょう。受験には予想以上に費用がかかるため、保護者とよく相談して現実的なスケジュールを立ててください。体調管理も重要で、特にインフルエンザなどの感染症が流行する時期なので、予防接種を受け、手洗いうがいを徹底しましょう。
過去問の効果的な使い方
過去問演習は受験勉強の総仕上げとして非常に重要です。志望校の出題傾向を把握し、実践的な力をつけるために欠かせません。ここでは過去問をいつから始めるべきか、どのように活用すれば効果的かについて詳しく解説します。
過去問を始める時期
過去問を始める時期は、高校3年生の9月以降が一般的です。それまでに基礎力と応用力をしっかり身につけておく必要があります。基礎が固まっていない状態で過去問に取り組んでも効果が薄く、かえって自信を失う可能性があります。
まず、夏休みまでに全範囲の学習を一通り終わらせることを目標にします。英語なら文法と単語を固め、長文読解の基礎力をつけます。数学は典型問題の解法をマスターし、国語は現代文の読解法と古文・漢文の基礎知識を身につけます。地歴公民は通史を終わらせ、主要な出来事や用語を理解しておきます。
9月に入ったら、まず志望校の過去問1年分を時間を測って解いてみます。これによって現在の実力と合格ラインとの差を把握できます。結果が思わしくなくても落ち込む必要はありません。これから対策することで十分に力は伸びます。むしろ、弱点を早期に発見できたと前向きに捉えましょう。
ただし、どうしても基礎に不安がある場合は、過去問を10月以降にずらし、9月いっぱいは基礎固めに専念する選択肢もあります。焦らず、自分の学習状況に合わせて判断することが大切です。
過去問の解き方
過去問を解く際は、本番と同じ条件で取り組むことが重要です。時間を測り、試験時間内に解き終える練習をします。途中で辞書や参考書を見ることなく、実際の試験のつもりで集中して解きましょう。
解答時間の配分も重要です。英語では長文読解に時間がかかるため、文法問題は素早く処理し、長文に十分な時間を残します。数学は易しい問題から解き、難問に時間をかけすぎないようにします。見直しの時間も必ず確保し、計算ミスや読み間違いをチェックします。
解き終わったら、すぐに採点して自己分析を行います。ただし、答え合わせだけで終わらせてはいけません。間違えた問題はもちろん、正解した問題でも偶然正解したものや自信がなかった問題は、解説をしっかり読んで理解を深めます。特に、なぜその答えが正解なのかを論理的に説明できるようにすることが大切です。
過去問ノートを作成し、間違えた問題や重要なポイントをまとめましょう。頻出分野や出題パターンが見えてきます。また、同じような問題を繰り返し間違える場合は、その分野の基礎に戻って復習する必要があります。
年度別の取り組み方
過去問は最低5年分、できれば10年分解くことをおすすめします。ただし、闇雲に解くのではなく、計画的に進めることが大切です。
まず、最新年度から順番に解いていく方法があります。最新の出題傾向を知ることができ、現在の入試に即した対策ができます。一方、古い年度から解いていく方法もあります。徐々に難易度を上げていくことで、段階的に実力をつけられるメリットがあります。どちらの方法でも構いませんが、直前期には最新2年分を残しておき、最終確認に使うと効果的です。
1年分を解いたら、必ず復習に時間をかけます。復習には解いた時間の2倍から3倍の時間が必要です。焦って次々に解くのではなく、1年分をしっかり消化してから次に進みましょう。理想的には、1週間に1年分のペースで、解くことと復習をセットで行います。
また、同じ年度を複数回解くことも有効です。1回目で間違えた問題を中心に、時間をおいてもう一度解いてみます。定着度を確認でき、弱点の克服につながります。ただし、答えを覚えてしまわないよう、少なくとも1ヶ月は間隔を空けることをおすすめします。
赤本・青本の活用法
過去問集には赤本と青本があり、それぞれ特徴があります。赤本は解説が詳しく、初めて過去問に取り組む人に適しています。青本は難関大学向けで、解説が簡潔な代わりに収録年数が多い傾向があります。自分のレベルや必要性に応じて選びましょう。
赤本や青本には、各大学の入試情報や傾向分析も掲載されています。出題形式や頻出分野、配点、合格最低点など貴重な情報が詰まっているため、問題を解く前に必ず読んでおきましょう。特に合格最低点は、自分があと何点取る必要があるかの目安になります。
また、解答用紙のサイズや形式も確認できます。記述問題の解答欄がどれくらいの大きさかを知っておくと、本番で書く量の感覚がつかめます。マークシート形式の場合は、マークミスを防ぐための練習も必要です。
過去問演習と並行して、模試も受け続けることが大切です。模試では自分の実力を客観的に測れ、過去問では志望校の傾向に特化した対策ができます。両方をバランスよく活用することで、確実に合格に近づくことができます。最後まで諦めず、計画的に学習を進めてください。
